弘前ねぷた祭

岩木山が茜色から紺色に装いを変えようとしている
城下ではすでに装いを変えたじょっぱり達がじゃわめいでいる

はやぐはやぐ
その時を待ちわびる

集結。およそ80
戦が始まろうとしている

剛情張太鼓が先陣を切る
太鼓に乗った女達が道を開いていく
弓張提灯 高張提灯 前灯籠 錫杖 扇灯籠 金魚ねぷた
担ぎねぷた 前ねぷた 大型ねぷた 太鼓 笛 手平鉦が後に続く


まだ幼い為信公に民は思いを託す

ヤーヤドー

勝ち鬨をあげろ!道行く者はすべてひれ伏せ!
身体をを震わせ声を張り上げる

ヤーヤドー

我もつづけと子ども等が声をあげる

ヤーヤドー

鏡絵に画かれた武者が道行く者を威嚇する

振り返るとそこに艶やかな女が立っていた
足元には牡丹の花が咲いている
その眼差しは、戦場に赴く人々をしっかりと見据えていた

ヤーレヤーレヤーレヤー

やがて戦は終わりを告げる
疲れ果てた強者達は、その帰りを待つ人の元へ戻っていった

宙を見上げると天の川に津軽錦が泳いでいた

 

 
 

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