旧石器時代

日本列島の成り立ち

日本が現在のような列の形になったのが新生代鮮新世(500万年前~258万年前)の頃と言われています。
中新世(2300万年前~500万年前)の初期、ユーラシア大陸の一部であったのが、地殻変動により大陸から切り離されて、
約1500万年前に、日本海ができました。

その後、氷河期に突入。海水面が下がりユーラシア大陸と陸続きになりました。
約2万年前、最後の氷期であるウルム氷期がピークを向かえ、その後、地球は温暖化して海水面が上昇し、津軽海峡が
形成されました。

現在の青森県の形になったのは更新世(258万年前~1万年前)の頃と言われています。
岩木山や八甲田山、恐山といった火山が活動し始めたのがこの頃です。

旧石器時代

「石器時代」は「旧」石器時代と「新」石器時代に分けられています。
地質学では、旧石器時代は更新世以前、新石器時代(縄文時代)はほぼ完新世に相当します。
世界と日本では「旧石器時代」の定義が違います。

人類の誕生は700万年前と言われています。
世界では、人類の誕生から、石器を主な道具とし、農耕・牧畜がはじまる約1万年前までが旧石器時代です。
その後が新石器時代で、青銅器などの金属器が使われるまでの時代となります。

日本では、日本列島に人類がやってきてから縄文時代までを旧石器時代と言います。
日本では新石器時代という名称を使わずに縄文時代という名称をつかっています。
それは、狩猟・採集を主とした暮らしをしていて、農耕・牧畜が確認できないためです。
植物の栽培や、クリなどの有用な木の管理はしていましたが、農耕とはいえないからです。
「縄文時代」とは、主に縄で文様をつけた縄文土器を使用している時代ということで名付けられました。

旧石器時代は、ヒトが石器を使い始めて、農耕が始まるまでの時代です。
この時代の人類は移動しながら主に狩猟によって食料を得ていました。
ヤリやオノ、ナイフなど、狩猟の道具を石で作っています。
石器には2種類あり、石を、石やシカの角などのハンマーで、打ち欠きながら加工する「打製石器」、
石をこすり合わせて磨き上げていく「磨製石器」です。

戦前、日本には旧石器時代は無い(縄文時代以前に日本にヒトが存在しない)とされていました。
1949年、群馬県の岩宿遺跡で関東ローム層の中から後期旧石器時代の遺跡が発見されました。この発見により、
日本にも旧石器時代が存在した(縄文時代以前に日本にヒトが存在した)ことが判明し、
日本の旧石器時代が幕を開けました。

旧石器時代は非常に長い時代なので、前期、中期、後期と分けられています。

前期は700万年前~12万年前

この頃はホモ・エレクトス(ジャワ原人や北京原人)やホモ・ハビリスと呼ばれるヒト科の方々がご活躍されてました。
原人と呼ばれたりします。
ちなみに、現在の人類はホモ・サピエンスです。ホモとは人類、サピエンスとは賢いという意味です。

中期は12万~3万年前

この頃はネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)の皆さんが頑張っていました。
旧人と呼ばれたりします。
これまで、日本で最も古い遺跡とされてきたのが、8~9万年前の岩手県の金取遺跡でした。
2009年、島根県の砂原遺跡で約12万年前の石器が発見され、日本で最古の遺跡となりました。

後期は3万~1万年前

この頃はクロマニョン人、上洞人、港川人と、現代人の祖先となるホモ・サピエンスです。
新人と呼ばれたりします。
ラスコーやアルタミラの洞窟壁画を残したのもクロマニョン人です。

青森県の外ヶ浜町蟹田にある大平山元(おおだいやまもと)Ⅰ遺跡から、日本で最も古い1万6500年前の土器が出土しました。
これにより、日本は石器の時代から土器の時代へと代わって行くのです。

 

Page Top