弘前ねぷた祭りアレコレ

弘前ねぷた祭りアレコレ

弘前ねぷた祭りは300年!

ねぷた祭りが初めて文献に登場したのは、1722年(享保7年)7月6日に弘前藩五代藩主津軽信寿公(つがるのぶひさ)が「袮むた(ねむた)」を見物したと御国日記に書かれており、2022年(令和4年)で300年という節目を迎えます。

弘前ねぷた祭りの特徴

青森ねぶた祭りが「凱旋ねぶた」と呼ばれるのに対し、弘前ねぷた祭りは「出陣ねぷた」と呼ばれます。 隊列を組み「ヤーヤドー」と地響きのように声をあげて歩く様は、武士が合戦におもむくかの様な雰囲気で、出陣の様子を思わせます。 ねぷた祭りのあらゆるところに弘前藩津軽家に由来するものがあり、藩主と市民との強い結びつきが感じられるのが弘前ねぷた祭りの特徴です。

弘前ねぷた祭りは扇形の「扇ねぷた」が主流で、一方、人形のねぷたは「組ねぷた」といいます。扇ねぷたは組ねぷたに比べて制作費を抑えられるためとも、初代津軽藩主、津軽為信公の幼名が「扇丸」だったことに由来しているとも言われます。

扇ねぷたも組ねぷたも、「開き」というチャーハンのお皿のような部分に乗っており、開きには必ず牡丹の花が描かれます。 これは津軽家の家紋である「杏葉牡丹」に由来しています。

そして、牡丹の下には「漢雲」と書かれますが、これは右から読むため正しくは「雲漢」です。「天の川」という意味で、ねぷた祭りは七夕祭りが起源となっていることに由来しています。

牡丹の花と雲漢

日程

8月1日~8月7日 曜日に関わらず毎年同日開催。

主催者

弘前ねぷたまつり運営委員会

弘前市、弘前観光コンベンション協会、弘前商工会議所、弘前市物産協会、弘前ねぷたまつり合同運行安全会議の5団体で構成。

運行

  • 8月1日~4日:土手町コース PM 7:00~
  • 8月5日・6日: 駅前コース  PM 7:00~
  • 8月7日 :土手町(午前)コース AM10:00~

弘前ねぷた祭りでは日によってコースが2つあります。土手町を通る「土手町運行」と、駅前を通る「駅前運行」と「七日日運行」です。「七日日運行」は夜ではなく昼に運行します。 土手町で待っていても誰もこないなんてことにならないようご注意を。

リンク:詳しい地図は弘前ねぷた祭り公式ページご覧ください(別ページで開きます)

弘前ねぷた祭りは市内の町内会、子供会、団体、企業など約80の団体が参加します。団体数が多いため、最初から最後まで見ようとすると2~3時間はかかります。 中心市街地から離れた地域や企業もあって、すべての団体が毎日参加するわけではありません。合同運行に参加せずに、それぞれの地域で単独で運行するところもあります。

弘前ねぷた祭りは町内会などの地域の祭りですから、青森ねぶた祭りと違い、誰でも参加することはできません。団体によっては参加者を募集しているところもあります。

弘前駅前

弘前ねぷた祭りの並び順では、団体内での並び順が決まっています。

  1. 町名や会社名が入った町印
  2. 提灯や金魚ねぷた
  3. 小さなねぷたや担ぐねぷたなどの前ねぷた
  4. ロープを張ってねぷたを引っ張る曳き手
  5. ねぷた本体
  6. 囃子
伝統的な並び

掛け声

運行:ヤーヤドー 

戻り:ねーぷたーのもんどりこ、ヤーレ ヤレ ヤーレヤー

囃子

囃子に使われる楽器は笛、太鼓、手振り鉦(ジャガリキ)。

ねぷた囃子は3種類あります。 運行しているときの「行進」 、止まっているときの「休み」 、祭りが終わって小屋に帰るときの「戻り」 です。

大太鼓

合同運行の先頭は直径3.3mの「津軽情張大太鼓(つがるじょっぱりおおだいこ)」で、その後に各団体のねぷたが並びます。他に直径4mの「津軽剛情張大太鼓(つがるごうじょっぱりおおだいこ)」、直径3.5mの弘前度天太鼓(ひろさきどってんたいこ)が運行しています。 ※津軽弁で「驚く」ことを「どってんする」とか「どってんした」とか言います。

津軽情張大太鼓
津軽剛情張大太鼓

なぬか日

なぬか日は午前中からねぶた運行が始まります。そして夜は「なぬかびおくり」が行われます。岩木川の土手を十数台のねぷたが運行する「ねぷた流し」と、ねぷたを炎で清め天に送る「ねぷた送り」が行われます。

各部分の名称

扇ねぷたはそれぞれの部分に名前がついています。

「鏡絵」:ねぷたの正面に描かれる武者絵。三国志や水滸伝などを題材にしています。

「見送り絵」:ねぷたの裏面に描かれる女性の絵

「袖絵」:裏面の見送り絵のまわりの絵

「額絵」:開きの下、雲漢と書かれた部分

「肩」:表面と裏面をつなぐ厚みの部分

「開き」:扇の下の皿のような部分

「ため」:扇の一番上で折り曲げられるようになっている部分

見送り絵と袖絵

金魚ねぷた

ねぷた祭りでは子どもが手に持つタイプの「金魚ねぷた」も多く見られます。 この金魚は津軽オリジナルブランドの「津軽錦」がモデルになっています。 保育園や幼稚園でも作りますし、津軽藩ねぷた村でも絵付けの体験ができます。

巨大な金魚ねぷた

弘前ねぷたまつりコンテスト

弘前ねぷた祭りでは運行するねぷたや、運行団体を採点し賞を授けています。審査のポイントは①構造、②絵、③運行、④囃子。表彰されたねぷたは各賞を飾り付けて運行します。

大型の部にはこのような賞があります。

  • 青森県知事賞
  • 弘前市長賞
  • 弘前観光コンベンション協会長賞
  • 弘前商工会議所会頭賞
  • 弘前市物産協会会長賞
  • 弘前ねぷたまつり合同運行安全会議会長賞
  • 弘前市議会議長賞
  • 弘前商業連合会長賞
  • 弘前青年会議所理事長賞
  • 友好都市斜里町長賞
  • 友好都市太田市長賞

その他の部や奨励賞、過去の審査結果は弘前ねぷた祭り公式ページをご覧ください。たんげあります・・・